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「ギャップ・イヤー」に賛同します [生き方]

茂木さんが,また素敵なことを書いている.
「ギャップ・ライフ」
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2007/05/post_8d63.html

(少なくともその間だけは)甘えのない空白期間.確かに重要だと思う.
私も,できれば高校卒業と大学入学の間に,それがほしかった.

ある程度心と体が成長し,その先を模索したい時期に,そういう空白がほしい.
ぽっかりと開いた穴の中で,自分とは何かを探ってみたい.

思えば,推薦入学の内定をもらってからの高校生活はギャップ・イヤーに近いものだったのかもしれないが,結局は「高校生活」という現実をなぞるうちに終わってしまった.
最初の会社を辞めてから(もちろん,次の就職先はすでに決まっている)次の会社に入るまでの2週間も,そうなりえたかもしれない.が,後がしっかり決まって安定している以上,ギャップ・イヤーのような「孤独」と,またそこからだけ得られる「自由」は経験できていないと思う.

きっと,「自由」をとるためには,リスクも合わせて取らなければならないのだと思う.
そんでもって,リスクが怖い私は,きっと「そこそこの自由」で満足しながら生きていってしまうのだと思う.

私の友人のTちゃんは,日本を離れてドイツでギャップ・イヤーを送った.
彼女は「なんとなく」と言っていたけれど,結局そこで知り合いの紹介でまた働いたり,また学生生活を送ったりと,いろいろ考えながら,信じる方向へと向かっている.彼女はちっとも偉ぶったりかっこつけたりしないけれど,私は彼女の強さを尊敬している.

小心者の私でも,せめて,茂木さんの言われているように,ギャップ・アワーくらいは楽しんでいきたい.
本を読んでいるときは,たいてい日常から遊離しているので,アワーくらいなら朝飯前である.

時間限定の孤独なんて,ちょっと安っぽいけれど,まあ小心者だから,しょうがない.


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