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「若い女」というレッテルからの解放 ――『魔法使いハウルと火の悪魔』に寄せて [my構成要素]

私も30代半ばになり,いろいろと落ち着いてきました.その一つとして,「人間という意味では同じ」存在として,男性と接することができるようになった,というのがあると思います.

10代のころは,なんとなく「女の子同士」でつるんでいるほうが気安かったりして,20代になると,「もしかしたら恋愛対象になる可能性」を意識しながら,おどおどしていたような気がします.で,男性(男の子)たちが,いわゆる人気者の女の子を冷やかしているのを見て,密かに落ち込んだりして.…

よく考えると,「女の子は“可愛い”ほうがいいよね」という男性的価値観に振り回されて,くよくよしていた気がします.そんなの気にしないでバーっと自分でいればいいのに,それがなかなかできなかったりします.

私は結婚を境に,変わった気がします.私の結婚相手は,「まあ,この人以上の人は金輪際いないだろうな」と結婚7年目の今も思っているくらいの人で(ノロケです),恋愛関係の悩みがなくなりました.また,「もう結婚しているのだから」ほかの男性から見ればそもそも恋愛/結婚対象外なわけで,それもまた気楽です(ホントに,結婚してからというもの,雑誌の占いコーナなどがまったく気にならなくなりました).

で.でです.『魔法使いハウルと火の悪魔』(おなじみ,「ハウルの動く城」の原作本です)を読んで,年頃の女性ソフィーがおばあさんに変えられてから,まあショックはショックだけど,おばあさんって気楽でいいわ,と思う姿に,ものすごく共感しました.

世の中の価値観に振り回されるのはいやだけれど,それに敢えて抵抗するのも,けっこう厳しい.そんな私にとって,30代からの人生って,とっても面白いです.
何せ,友人候補が,以前の倍もいるのですから!

よく考えると,高校時代に好きだったI君も,大学時代に好きになったH君やA君も,J君とかも,私は恋愛したいのではなく,友人になりたかったような気がします.今から出会い直す方法があればいいのに,と,ちょっぴり悔しく思ったりもします.


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