父親の育児休業が増えない理由 [子育て]
今朝のニュースで,男性の育児休業取得がちっとも伸びない,と言っていました.
「そりゃそうだよな」と思います.増える要因がない.
男性としては,わざわざ会社を休んで周囲に遅れをとりたくはないでしょう.
女性(ママ)としては,「できるだけ母乳を与えて育てたい」,「産後で疲れた体を休めたい」などと考えて,出産後にすぐ職場復帰したい人は少ないと思います.
そうすると,家にはママがいる.男性(パパ)が休みをとってできることと言えば,家事や育児の雑用.いちばんおいしい「赤ちゃんを抱っこして蜜月状態」はママに持って行かれてしまうわけですから,モチベーションも上がらないでしょう.
それに,慣れない家事で失敗すれば,ママの厳しい視線(あるいは叱責)を浴びるわけで.「こんなのやってられないよなぁ」と思うわけです.きっと.
だから,「ママは赤ちゃんといっしょにゆっくり休んでなよ.オレが稼いできてやるからさ」
などの言葉で仕事に逃げる… というのが現実の姿かなあ,と思います.
身の回りを見ても,育児休業をとってくれそうな男性と言えば,
・愛妻家,あるいは恐妻家
・仕事とか人生とかを醒めた目で見ている(仕事人間ではない)
・ふだんからしっかり家事を分担している
という条件が重なった人だけ… のような気がします.
ママが,「私だって1年も休んでられないの! 早く復帰したいから代わりに育休とってよ」と迫れば,男性の育児休暇もありそうな気もしますが,…やっぱり子ども産んだら1年くらいは休みたいしねぇ….
というわけで,「ママが1年間育児休暇を取れる体制」が整えば整うほど,パパの育児休暇は減っていく」と思います.
まあ,私がもしまた赤ちゃんを産むとしたら,産前産後の家事くらいは育児休暇(または余りまくっている有休休暇)をとってやってもらいたいなぁ,…と思います.
出産で疲れているから当たり散らすかもしれないけれど.
そのくらいは受け止めてくれるのが「家族」じゃないのかなぁ… なーんて思ったりしています.
さて,どうなりますか.
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