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佐藤雅彦氏×中村至男氏の「勝手に広告」展、見てきました [佐藤雅彦]

ggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)で10月開催中の,佐藤雅彦氏×中村至男氏の「勝手に広告」展を見てきました.今回もまた,目からウロコのさわやかな体験ができました.
佐藤さんの作品って,すごく気分がいいんです.なんというか,「そう,それそれ! 私もそんなことやってみたかったんだ!」と大いに言いたくなるような,爽快な気分です.まあ,後からまねて「ほら,私だってこんなの作れるよ」と言うのは簡単なんですけれどね….最初に発想する佐藤氏を尊敬してます.

今回展示されていた中で,いちばん好きな作品は「鉛筆の森」です.Doleのバナナは,まるで刺殺された被害者のようで笑えました.それから,地下に展示してあった,NIKEのロゴ,VWのロゴ(3次元の実物がある)には,つい手をかざしたりいろいろやってみてしまいました.キューピーマヨネーズは,あれはもう,"写真の力"ですね.すばらしい.
1Fに展示されていた,「通りの向こう」も秀逸でした.このすばらしさは,現場で見ないとわからないです.たぶん.

マガジンハウスから書籍も発売されたようです.

勝手に広告

勝手に広告

  • 作者: 中村至男+佐藤雅彦
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2006/09/30
  • メディア: 大型本

そうそう,佐藤さん&中村さんの力量とは違うところで,もう一つ「すごい」と感じたのが"写真の力"でした.
例えば「グリコシティー」という作品.実物はなんてことない作品に見えるのですが,それを写真として切り取ると,すごく迫力があるのです.
アイディアも良いけど,それをアピールする芸術の力もたいせつだな,とあらためて思い知らされました.

お時間のある人もない人も,ぜひ気分転換に銀座へお出かけください.

 

P.S.

「勝手に広告」のサブタイトルが「(中村至男+佐藤雅彦)の活動 No.6」となっているので,このNo.6が何なのか気になり,gggの受け付けの人に聞いてみました.

そうすると,どうやらF.A.Q.の一つだったようで,用意されていた資料をもとに説明いただけました.
これまでのお二人の共同作品として,プレステのゲーム「I.Q」,NHKみんなの歌の「テトペッテンソン」(井上 順さんが歌っていたらしいです),組み替えができるぬいぐるみのおもちゃ(名称は忘れてしまいました),ケータイ向けの動く署名をダウンロードできる会員サイト「うごく-ID」,ケータイ向けの英単語勉強サイト?「ポケ単」,などがあり,この「勝手に広告」が六つ目にあたるのだそうです.

ちなみに「うごく-ID」はNo.4だそうで.ほかの順番は不明です.

「テトペッテンソン」,聴いてみたいのですが….NHKアーカイブス(埼玉県川口市)などにはデータがあるみたいなんですよね.いつか行ってみよう….


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