ベスト・セラーはタイトルが9割 [おすすめ本]
非言語(言語以外の)コミュニケーションについて述べた,興味深い内容の本だと思う.ただ,この本がベスト・セラーになった理由は,この絶妙なタイトル付けにあると思う.
もちろん,「目は口ほどにものを言う ~非言語コミュニケーションに学ぶ~」などのタイトルでも,私は興味を持ち,おもしろく読んだと思う.でも,ちょっとベスト・セラーにはなりかねる感じだ.それほどに,「見た目(タイトル)」が重要,ということなのだ.結局.
話を転じて.本書の中で述べている,「心(気持ち)」と「身体(外見や行動)」の関係性が興味深かった.初めて聞く話ではないが,あらためて「そうそう,そうだよね」と思わせられた.
例えば,自信のある男は足を広げて座る,サングラスやひげは「見抜かれたく(見透かされたく)ない」という気持ちを表す,相手に興味を持っていると身を乗り出す,などである.私もいつからか実践しているのだが,背筋をしゃんと伸ばして堂々と歩くことで,自信が湧いてくる.人前で話すときに,なるべく低い声のトーンでゆっくり話すと,実際に落ち着いてくる.いわゆる「形」から入る,というやつだ.
まだ本書は読みかけなのだが,うなずきながら興味深く読んでいる.
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