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『ナルニア国物語』原作そのままの世界 [映画]

日曜洋画劇場で放映していた,映画『ナルニア国物語』を見ました.

おもしろかった…よくできている… と思ったのですが,なんだか「原作を読んだ感動を追体験」している感じで,ちょっと物足りなかったです.

ライオンや異生物の造形がすごい,とか,ライオン処刑のシーンは迫力満点,とか,女王さますてき(風格がぴったり!)とか,細かいところは感心するのですが,…原作をなぞってますよね.それを超える感動があったらいいのに,と望むのは,高望みしすぎなのでしょうか.…

難を言えば,音楽がもっと魅力的だったらなぁ… と思いました.かくれんぼの場面など,ここは無事な場面なのか危険な場面なのかを音楽で教えてくれていて,むだにハラハラしなくてよい分親切なのかもしれませんが,うーん…もうちょっと! という感じです.

まあ,『ネバー・エンディング・ストーリー』が原作ぶち壊しだったのに比べると,だいぶいいのかなあ,と.

もうすぐ公開される続編も,いちおう見ようかなぁ,と思っています.まあ一応ねぇ….

***

ところで,原作を読んでからだいぶ時間が空いていたので,あらためてナルニア国物語の世界観を体感しました.
 厳守された「掟」があること.
 4人きょうだいの1人が裏切り者役(善と悪の中間地点)にあること.
 「代わりに自分が行く」ということの,重さ.
 ときにひとは,とても残酷になれること.残酷なことでさらに盛り上がること.

もう一度,原作を読んでみたい,と思いました.


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