ミュージカル『ミス・サイゴン』,観てきました [音楽]
知人に誘われて,久々にミュージカルを見に行きました.演目は,『ミス・サイゴン』.
ミュージカルって,私が高校生のころにかなり流行ってましたよね.高校の文化祭でもやってましたし.あのときの『レ・ミゼラブル』の,「戦う者の歌が聞こえるか?」,よかったなぁ….
社会人になってから,ロンドンで観た『オペラ座の怪人』も良かったなぁ….
と,いろいろ良い思い出があるので,今回の『ミス・サイゴン』でがっかりしちゃったらどうしよう… と,ちょっぴり不安を抱えながらの観劇.
でも,心配無用でした.よかったです.
歌に踊りに演技に,と,いろんな楽しみの糸口があるのがミュージカルなんだな,と実感しました.そういう意味で,クラシック・コンサートとは違う.スペシャリストではなく,ジェネラリストの楽しみ方,とでも言いましょうか.
個人的には,独唱よりも,2人以上が歌をからませて歌っているようなのが好きです.ぜんぜん別のセリフを歌ってるのに,曲としてハモるのが好きです.これは,私が合唱畑だったから感じることなのかもしれません.
キャストに著名な人(タレント?)が何人か混じっているのには,以前から「これって客寄せ?」と微妙に違和感を感じていましたが,違うんですね.タレントさんの多くは,歌と踊りと演技の練習に励んでいて,それらの成果を見せる場としてミュージカルは実に適当な位置にあるのですね.
そう言えば「歌って踊れる●●」ってフレーズも流行ってたなぁ,以前.… なんていろんなことを思い出しました.
『ミス・サイゴン』は,戦争のさなかに起こった,キム(女)とクリス(男)の恋物語ですが,陰の主役は「エンジニア」と呼ばれる人物です.べつに技術者なわけではなく,うまく立ち回ってやろう,という女衒のような人なのですが,彼の生き様が物語の基調を奏でています.
私が観たときのエンジニア役は別所哲也だったのですが,日本初演からやっている市村正親さんのエンジニアは鬼気迫るものがあるとか.観たいですねぇ.
# 今後のスケジュールから言うと,博多座でないと観られないらしいです.
これからも,たまにはミュージカルを観に行きたいな,と思っています.
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