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「なぜ毒入りのミルクを飲ませたの?」に衝撃 [健康]

昨日,長谷川集平の絵本「はせがわくんきらいや」を読みました.

そこで,1955年に発生した「森永ヒ素ミルク中毒事件(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E6%B0%B8%E3%83%92%E7%B4%A0%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%82%AF%E4%B8%AD%E6%AF%92%E4%BA%8B%E4%BB%B6)」を知りました.森永,毒の混入,と聞くと,1970年代生まれの私がすぐ思い出すのは,1984年の「グリコ・森永事件(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BB%E6%A3%AE%E6%B0%B8%E4%BA%8B%E4%BB%B6)」なのですが,その30年ほど前に,このような事件があったことに強い衝撃を受けました.

借りてきたばかりの絵本なので,子ども(R.年長さん)が「読んで」とせがみます.ちょっと難しいお話だよ,と前置きして読むと,Rも考え込んでしまいました.

R「お母さん.なんで,毒入りのミルクなんて,飲ませたのかなぁ?」

母「お母さんもよく分からないけれど,たぶん,知らなかったんだと思うよ…」

こうしてWebで調べて,ああ,こういう事件だったのだな,と知りました.故意ではないとは言え,やはり食品会社は「自分たちは知らなかった」ではすまされないですよね.関係者全員にとって,あまりにも重い結果だったと思います.…

ふと,毎日新聞の2007年5月17日付けのニュース「森永ヒ素ミルク:36歳まで死亡率2倍 疫学調査公表へ」を見つけました.
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070517k0000e040085000c.html

事件発生からもう60年余が経過していますが,まだ,その影響に苦しんでいる人がいること,事件はまだ「過去のもの」ではないことに,もう一度衝撃を受けました.

長谷川さん.あまりに重い絵本でした.でも,子どもに読んであげられてよかったと思います.

はせがわくんきらいや

はせがわくんきらいや

  • 作者: 長谷川 集平
  • 出版社/メーカー: ブッキング
  • 発売日: 2003/07
  • メディア: 大型本


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