一昨日の晩のできごと [生き方]
一昨日の晩,0時すぎに家に向かって急いでいたときのことです.
いつも通る道のわきに,ちょっと薄暗い小道があって,「うーんこっちはあまり通りたくないなあ」などと思いながら通り過ぎようとしたときのことです.
その路上に,もみあいになっているような人影がありました.
大柄な人物と小柄な人物が,なにやら押し合っているような…小柄なほうがひきずられているような….
とっさに「事件に巻き込まれるのはいやだ!」と思いつつも,だれかが被害に遭うのを見過ごすのもいやだ! と思い,そちらの小道に向かって,できるだけ鋭い声で,
「大丈夫ですか!」
と声をかけました.
顔を上げた小柄な人物は若い女性で,「すみません,ふざけてました」と答えました.
大柄な人物は男性でした.
その男性は,「ほらー痴漢に間違えられちゃったじゃん」などと言っていましたが,私はその後も,(…ほんとに襲われてたんじゃないのね?)と内心疑いながら,ゆっくりと通り過ぎました.
いやあ,事件じゃなくって,本当に良かったです.ふざけてたことに腹を立てる気持ちなんてまったくありません.むしろ,疑ったことに対して嫌な思いをさせちゃってゴメンナサイ,ってなもんです.
でも,
なによりも,ちゃんと声をかけられた自分をほめてあげたい気分でした.
だれだって犯罪に巻き込まれるのは嫌だと思います.でも,もし自分の大切な人が,どこかで被害に遭うのを見過ごされたら… と思い,必死の覚悟で声をかけました.かけることができました.
私にとっては,ちょっとした防犯訓練になりました.
みなさんも気を付けてくださいね.いろんな意味で….
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