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卒論やレポート作成に困っている大学生の皆さん必読! 文系のための『レポートの組み立て方』 [おすすめ本]

社会人になってから,この本を読みました.読み終わった最初の感想は,
「卒論にとりかかる前に,この本を読んでいたらなぁ…」
というものでした.


レポートの組み立て方 (ちくま学芸文庫)

レポートの組み立て方 (ちくま学芸文庫)

  • 作者: 木下 是雄
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1994/02
  • メディア: 文庫



本書の著者,木下 是雄氏には,有名な著作『理科系の作文技術』があります.こちらは,実験レポートや論文を書く上で重要なポイントを述べたものであり,文章を書くのに役立つ共通の部分もありますが,やはり,文系のレポートとは少々異なる点があります.文系のレポートは,自分で実験した結果をまとめるというより,ほかの先生方の著書を読んで,それらの意見を総合してレポートにまとめる,という面が強いように思います.『レポートの組み立て方』は,そのような文系のニーズに合った内容となっています.


理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

  • 作者: 木下 是雄
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1981/01
  • メディア: 新書



さて,これは文系・理系問わずに重要なことだと思いますが,本書に書いてあって私が「なるほど」と感じた点を2点ほど挙げておきます.

・レポートの構成は,「起承転結」よりも「序論・本論・結論」あるいは「概要・序論・本論(結論を含む)・考察」のほうがふさわしい.
・他人に読んでもらう文書はすべて,読み手の立場に立って「誰がこれを読むのか」,「その読み手にどれだけの予備知識があるのか」,「読み手は何を期待してこれを読むのか」,「読み手がまっさきに知りたいのは何か」を考えて書く内容や順序,表現の仕方を検討するべきである.

前者は,中学生のころ,読書感想文を書く際に私が悩んだ点です.読んだ本の感想を述べるのに,なぜ「転」が必要なのか? 転を入れて結論に至るためには,最初は自分の結論に気づいていない,という前提で始めないといけないのではないか? などと,大いに悩みました.そのときは,起承転結が唯一の構成法だと思っていたのでした.

後者は,大人になった今でも留意しておかねばならない重要な事柄です.わかっているつもりでも,意外に自分の語りたい部分に熱が入ってしまい,読み手のことは後回しにしてしまうことがあるような気がします.また,学生の書くレポートの場合は,読み手を大学の先生と考えず,自分と同格あるいは少し上の読み手を想定するとよい,という指摘にも同感です.

卒論は今さら書き直せませんが,実生活でもいろいろと役立ちそうな本書,ぜひ一度,呼んでみてください.




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半信半疑,でも楽しんで読める坂本龍馬暗殺の謎解き『あやつられた龍馬』 [おすすめ本]

会社の同僚が,私に言いました.「信じないかもしれないけれど,日本の政治家だってアメリカの政治家だって,みんなロスチャイルド家(ユダヤ金融マフィア)に動かされてるんだよ.東日本大震災だって,彼らが人為的に起こしたらしいよ」.なーに言ってんの,と大笑いした私でしたが,地震はともかくとして,日本やアメリカの政治家が,財閥や金融筋に操作されているというのは,ありうる話だよなぁ,とは思いました.そして,ちょっと興味がわいたので,ロスチャイルド関連書籍などをいくつか覗いてみたのですが,その中で見つけたのが,この本『あやつられた龍馬 ~明治維新と英国諜報部,そしてフリーメーソン~』です.ちょっと怪しげなタイトルですが,おもしろそうだと思って読んでみました.けっこう面白かったです.


あやつられた龍馬―明治維新と英国諜報部、そしてフリーメーソン

あやつられた龍馬―明治維新と英国諜報部、そしてフリーメーソン

  • 作者: 加治 将一
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本



この本は,坂本龍馬がだれに殺されたのか? 剣の達人が,なぜやすやすと暗殺されたのか? 事件の詳細が伝えられていないのはなぜか? などの謎を最初に提起し,坂本龍馬や幕末の志士たちが情報や見識をどこから得て,どのように活躍したのかを推理します.そして,なぜ殺されたのか,だれに殺されたのか,どのように殺されたのかまで大胆に推理してみせます.

まゆつばなところももちろんありますが,「なるほど,そう考えると筋が通る」というところもあります.これこそが事実だ! と言い張るつもりはありませんが,歴史解釈のヒントとして読んでみるには面白いです.「常識を疑え」という発想が好きな人には,特におすすめです.
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痛みを抱えている人が少しでも楽になるよう祈っています [人間って…]

頑張れとか復興とかって、多分、今言うことじゃない。 http://anond.hatelabo.jp/20110407001402 を読みました.

被災者であるお兄さんの苦しい気持ち,安易に「よくわかる」と言ってはいけない気がしますが,よくわかります.ほかの人も不幸になればいい,という気持ちも含めて.

私は,以前,流産したときに,同じような苦しい気持ちを味わいました.
順調な妊婦さんを見るたびに,すごく苦しかったです.

そういうとき周囲ができることは,ただ祈ることだけ,であるような気がします.
「がんばれ」なんて言いません.
自分たちと同じ苦しさを味わっていない人に「がんばれニッポン」と言われることが,どんなに腹立たしいか.

せめて,苦しんでいる方々の気持ちが少しでもやわらぎますように.
そして,少し落ち着いてきたときにでも,少しでも光が見えますように.

ただ祈っています.
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共通テーマ:日記・雑感

やっぱりデータは「手元」に置いておきたい派 [人間って…]

メールはWeb上で閲覧し,データもWeb(ストレージ・サービス)上に貯めておけばいい,と言われても「私はやっぱりハードディスクに入っていたほうが安心するなあ」と思っていたのですが,下記のコラムを読んで,つまりそういうことだったのか,やっぱりそうだよなあ,と納得しました.

増井俊之氏のLogMeInに関する考察 ― 最終回 自宅感の時代
http://wiredvision.jp/blog/logmein/201005/201005241430.html

保管データの実感があるほうが,安心感が感じられる.そうそう,そうなんですよ.
こういう感覚は非合理的なものなのかもしれませんが,感覚的なものであるからこそ,当分変化しないでしょう.うんうん.そうそう.少なくとも私はそう.

ま,一度読んだら取っておかなくていいや,と思えるタイプのメールやスケジュール表などは,Web(クラウド)ベースでも全然困らなくなっては来ましたけれどね.
「これだけ利用者が多いんだから,きっとサーバは増強されてるでしょ」と根拠なく信頼してしまったりするし.(笑)

クラウドコンピューティング時代の「安心感」や「所有感」は,どうなるのか.どうなるんでしょね.
普段はまるっきり信用しておいて,いざ何か起こると「信じられない」,「なんてずさんなんだ」というクレームの嵐を起こしそうな….自己責任(on your risk),ということばから遠~い人々が,量産されているのかもしれませんね.

米飯はたっぷり食べても太らない派 [健康]

10代のときに「やや太め」→「激やせ(拒食症)」→「普通(ふっくらタイプ)」という変遷を経験した私は,
20代のときに「普通(ふっくらタイプ)」→「激やせ(乳腺炎による食事制限)」→「普通(ふっくらタイプ)」,
さらに30代で「普通(ふっくらタイプ)」→(妊娠の体重管理に伴う食事制限)→「普通(スマートタイプ)」,という道をたどりました.

このささやかな経験から言わせていただきますと,ずばり,「米飯はしっかり食べても太りません」!
ご飯は腹持ちがいいし,食べているときにも「食べた」という満足感があります.
塩をつけてにぎった梅干おにぎりのおいしいこと♪

手っ取り早くやせたいのなら,「油もの,甘いもの,肉(脂肪の多いもの)を控える」.これが全てです.
乳腺炎の食事制限がまさにこれでした.
揚げ物禁止,甘いもの(特に洋菓子系)禁止,肉や魚は極力とらず,豆もとりすぎず….と,ずいぶん厳しい食事制限でした.
その代わり,ご飯はしっかり食べてました.おやつも甘いものはだめなので,「おにぎり&煮干,昆布」などと実にささやかなものでしたが,ほかのもろもろを禁止されているなか,おにぎりをなんと美味しく感じたことでしょう.…

その後,食事制限が外れてからは自由な食生活に戻りましたが,私が「もうちょっとやせよう」と思ったときに心がけることは,
・米飯・野菜はたっぷりめに
・油ものを控える
・歯ごたえのあるもの(小魚,大豆,ごぼうなど)を食事に多く取り入れる
・甘いものを食べ過ぎない(断てません♪)
です.
後は,運動…あまりできていませんが;;

20代のころは,なぜか「炭水化物(米を含む)は太る!」と信じ込んで,ご飯もなるべく控えめによそっていた私ですが,いまや「軽く2杯」がデフォルトです.それでも自分の理想体重をキープできています.よろしければぜひ,お試しあれ.
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共通テーマ:美容

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